自然の生命を鼓動で感じる

いのちを揺さぶる音楽をききながら車をとばして 自然と溶け合う生命の鼓動を感じよう

いのちの食べ方

こんばんわ、入院生活中って本なんかを読んだりする。

なかには漫画だったりもするのだが、ガンツっていう漫画をご存じだろうか?
嵐の二ノ宮君主演で映画化もされたので知名度はけっこう高いのではないか。

あの映画とは違うストーリーで漫画にはまだ先があるのだが、その中で地球人対宇宙人の戦争みたいシーンがあって宇宙人のスペースコロニーの中では人間を大きくしたような巨人のような人達が住んでいてそこでは人間が家畜のように扱われている。
捕まえられて逆さ吊りにされてお腹を切られて死んでいる人が大量に並んでいたり、
巨人のディナーの中に中の具が人間のスープがあったり、一見残酷に描写されているが我々が鶏や牛や豚にしている事と何らかわりない事なのである。
我々は生きる為に鶏や牛や豚に対して残酷な事をしているのである。
以前あるお方に勧められて『いのちの食べ方』という映画を見た。
その映画はたしかほとんどセリフもなく、鶏や牛や豚等の家畜を人間が食べる為に殺したりさばいたりする様子をただ延々と流している。
その殺したりさばいたりした人が淡々と昼休みに食事している。

また植物を収穫している様子も描かれている。
ただひたすら延々と描かれている。
凄く考えさせられる映画だと思う。
この監督も素晴らしいと思う。
商業的な側面で考えたらこのような映画はつくれないと思う。
有名俳優をつかって恋愛物や派手なアクションやSFとかの方が商業的には絶対いいからだ。
それでもこういう作品を世に送り出したという事は音楽と一緒でそこには強いメッセージが込められているのだろう。
実際拝見させて頂いた僕の胸にも何かが突き刺さった。
素晴らしい作品だと思う。

本当に食べ物を粗末にし過ぎていると思う。
『生命の食べ方』を観ても『ガンツ』を観ても本当に今の社会は自然の恵みから頂いた生命への感謝という物が欠落していると思う。

そういう所に早く気づかないと今の価値観が通用しない時代がそう遠くない未来にやってくるかもしれない。

僕たち大人は未来の子供達にバトンが繋がるようにしていかないと、考えて生きないといけないのだろう。

そう思えてならない。